トルココーヒー
トルココーヒーとは
日本人には「トルコ行進曲」でなじみが深い
トルコですが、みなさんはこの国がどんな国か
ご存じでしょうか?
トルコは地理的には西アジアと東ヨーロッパに
またがる共和国。
国民のほとんどがイスラム教徒という国です。
さてそのトルコの名がついた「トルコ・コーヒー」・・・
・・・
実はトルコ産のコーヒーではありません。
細かくひいたコーヒー豆を、コーヒー沸かしで煮立ててカップに入れるのですが、一般に私たちが飲んでいるコーヒーは濾紙やネルでこすところを、トルコ・コーヒーでは「こさずに飲む」ため、ドロリとしています。
バリでコーヒーを飲んだ方なら「バリ・コピ」という似たものがあるのでご存じかもしれませんが、
まさに同じような感じです。
トルコ・コーヒーでは、その上澄みだけを飲むんです。
また、トルコ国内では、その残ったカスはお皿にあけて、
そこにできる亀裂で吉凶を占う占い方法がとても有名です。
ただ、このトルコ・コーヒー、かなり濃厚なため、
飲み過ぎると大変です!
胃もたれや胸焼けなどもありますから、ご注意下さい。
とはいえ、決して悪いことばかりではありません。
コーヒーの主成分はタンニンとカフェインで、
タンニンには活性酸素の毒性を除去したり炎症を
しずめたり、下痢を止めたりなどの良い作用があるんです。
また、カフェインは「目覚まし成分」とも言われているように、中枢神経を刺激して脳を活性化したりします。
カフェインは他にも、胃液の分泌を盛んにし、さらには体脂肪の燃焼を促進させるなどの良い効果が得られるのですから、飲み過ぎず適度に楽しむと体に良い飲み物なんですよ。
もし、かの地を訪れたなら占いかたがた、ぜひトルコ・コーヒーを楽しんできて下さいね。